子どもと大人のぜんそくの違いとは？成人ぜんそくのリスクを解説
小児ぜんそくの特徴
小児ぜんそくは、発作時に「ゼーゼー」と苦しい呼吸を繰り返します。運動をした後に発作を起こしてしまう場合があるので、常に注意が必要です。
約70%は思春期を迎える前に改善する傾向にありますが、小児ぜんそくの発作で命を落としてしまう子どももいることを覚えておいてください。
小児ぜんそくを患っていても、ほかの子どもたちと同じく学校に行ったり、遊ばせることが大事です。発作時用の吸入器を常備させ、長期的な治療で改善を待ちます。
成人ぜんそくの特徴
成人ぜんそくは、大人になってから発症するぜんそくです。ほとんどの成人ぜんそくはアレルゲンが原因ではなく、過労などのストレスが原因だと言われています。
成人ぜんそくは、どんな時に発作が起こるのかを見極める必要があります。もし精神的な問題から起こる炎症が原因ならば、ストレスを元から改善する必要があります。
仕事を変えたり、ゆったり身体を休める必要がある人もいます。規則正しい生活習慣を心がけ、炎症が鎮まるように生活をしましょう。
大人からぜんそく発症する確率とリスク
成人ぜんそくは、40代から発症するケースもあります。過去に小児ぜんそくを患っており、再発するケースは少なく3〜4%に留まります。
高齢者の成人ぜんそくの場合は、ひどい発作が原因で命を落としてしまうことも少なくはありません。喘息死の約88%は65歳以上の高齢者です。もしぜんそくを発症してしまった場合は、細かなケアが必要です。
夜間や明け方に発作が起こることが多く、睡眠不足など日常生活に支障をきたす人もいます。